子供の習い事は陸上で決まり｜必見！小学生・中学生向け教室選びと続け方

「習い事、何にしよう…」と迷ったとき、実は陸上競技が“最初のスポーツ”として選ばれる理由をご存知ですか？
走る・跳ぶ・投げるといった基本動作は、どんな運動にも通じる“万能の土台”になります。
特別な道具も不要で始めやすく、さらに運動会や他の競技への自信にもつながります。

本記事では、年齢別の始め方・教室の選び方・継続のコツや家庭でのサポート術まで、わが家の実体験をもとに徹底解説しています。
「スポーツが得意じゃない子にも合うの？」という疑問にも、具体的な視点で答えていきます。

※本記事には一部に広告を含む箇所がありますが、皆さまの追加的な情報収集及びご判断の一助となることを目的に掲載しておりますので、お役立てください。

また、「こんな情報がもっと知りたい」「わが子に合う習い事を相談したい」などございましたら、記事末尾のコメント欄またはお問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。
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第1章：子供の習い事として「陸上」を選ぶ前に知っておきたいこと

習い事の世界は「運動系」と「文化系」に分かれる

子どもの習い事を考えるとき、まず最初に意識したいのが、運動系と文化系のどちらを選ぶかという視点です。
運動系の習い事──たとえばサッカーや水泳など──は、体力・運動能力・協調性といった身体的・社会的スキルを伸ばすのに向いています。

一方で、ピアノや書道などの文化系は、創造性や集中力、自己表現の力を育てるのにぴったりです。

もちろん、「どちらが正解」というわけではありません。
お子さんの性格や好みに合わせて選ぶのが一番です。

ちなみに、わが家には5歳の息子と3歳の娘がいるのですが、どちらも「まずは楽しくいろいろ経験させてみる」ことを大切にしています。
サッカーや体操、リトミックなど、遊びに近い形で複数の習い事を体験することで、自然と本人の「好き」が見えてくる気がするんです。

表：運動系と文化系の習い事の違い（早見表）

分類	主な習い事	伸ばせる力	向いている子の傾向
運動系	サッカー、水泳、陸上、体操など	体力、運動神経、チームワーク	活発、身体を動かすのが好き
文化系	ピアノ、習字、プログラミングなど	表現力、集中力、創造性	おとなしい、一人で集中したい子

迷ったら、まずは体験レッスンをいくつか受けてみると良いですよ。

陸上が「最初のスポーツ」に選ばれる理由とは？

運動系の中でも「陸上ってどうなんだろう？」と感じている親御さんは多いのではないでしょうか。

実は、陸上には子どもの発達段階に合った動きがたくさん詰まっています。
走る・跳ぶ・投げる──この3つは、あらゆるスポーツの基本です。

陸上を始めてから、体のバランスがよくなり、サッカーやバスケなど他の競技でも活躍しやすくなったという声も少なくありません。

わたしの息子も、最初は「かけっこ教室」からスタートしました。
特に意識していたわけではないのですが、「走るのが楽しい！」という気持ちが強く、少しずつ練習に前向きになっていったんですね。
今では走るフォームがきれいになり、運動会でもスタートから前に飛び出せるようになってきました。

習い事が長く続く3つの条件は「楽しい」「仲間」「成長実感」

続くかどうか？
これは、親にとって一番気になるポイントかもしれません。

実は、習い事を継続できるかどうかには、ある3つの条件があると言われています。
これは行動心理学の研究でも明らかになっていて、多くの子どもたちがこの条件を満たすと「もっとやりたい！」という気持ちになるそうです。

1. 練習そのものが“楽しい”と感じられること

楽しくなければ、どんなに良い内容でも続きませんよね。
でも逆に、楽しいと感じられた瞬間から、子どもの顔は一気に変わります。

たとえば、我が家では「練習が楽しくなる工夫」として、練習後に必ず「今日一番できたこと」を一緒に振り返る時間を作っています。

「今日は腕のふりが力強かったね！」
「スタートダッシュ、びっくりするくらい速くなってたよ！」

こんなふうに、結果より“過程”を褒めてあげるだけで、本人のモチベーションはどんどん上がっていくんです。

2. 仲間がいること（社会的つながり）

陸上って「個人競技」のイメージがありますよね。
でも、実際の教室ではリレーやグループ練習が多く、子どもたちは自然と仲間意識を育んでいきます。

うちの息子も、「あの子に勝ちたい！」というライバル心や、「今日は○○くんがいないからつまらないな…」といった会話が増えてきて、仲間がいることの大切さを実感している様子です。

特に小学生のうちは、友だちと一緒に何かを頑張る経験が自己肯定感を高めてくれます。
ただ走るだけじゃないんですね。

3. 成長を“実感”できる仕組みがあること

「前より速くなった」
「跳べる距離が伸びた」

こうした小さな成長が“見える”仕組みがあると、子どものやる気は一気に上がります。

わが家では、100円ショップで買ったノートに、練習タイムや立ち幅跳びの記録をシールで貼る“できたよカレンダー”を作っています。

1週間続けたら、お気に入りの公園へおでかけ。
2週間続いたら、アイスを一緒に食べる。
そんな小さなごほうびも、習慣化のきっかけになります。

陸上はどんな子に向いている？「性格」で見る相性チェック

陸上が向いているのは、必ずしも「運動神経のいい子」だけではありません。

たとえば──

• 数字やタイムが好きな子（自己ベストを追いかけたいタイプ）
• コツコツ取り組むのが好きな子（探究心タイプ）
• ひとりの時間が好きな子（内向的・マイペースな子）

逆に「常に仲間とワイワイ楽しみたい」「勝ち負けより一体感が大事」な子は、サッカーやバスケなどの方が合うかもしれません。
でも安心してください。陸上クラブでもリレーや団体練習の機会は意外と多く、性格に応じた参加スタイルが選べます。

また、陸上には「短距離」「長距離」「跳躍」「投てき」など多くの種目があり、身体的な得意・不得意に合わせて選べる自由度もあります。

他のスポーツとの併用もOK。陸上が“いい影響”を与える理由

もうひとつ見逃せないのが、陸上で身につけた走力が他のスポーツにも活きるということです。

走る力が上がると、サッカーや野球でもポジションが広がります。
「足が速いだけで試合に出られた」なんて話、よく聞きますよね。

わたしの知人のお子さんも、陸上とサッカーを両立させていましたが、「陸上を始めてから、サッカーのプレーが1テンポ早くなった」と嬉しそうに話していました。

また、ピアノや習字といった文化系の習い事と併用する家庭も増えています。
「体を動かす時間」と「静かに集中する時間」がうまくバランスされて、どちらも楽しめるようになるんです。

第2章：年齢別に見る、陸上の伸ばし方と練習のコツ

小学生の練習は「遊び感覚」と「基本動作」がカギ

小学生のうちは、楽しく動くこと自体が成長につながる時期です。
特に低学年では、「鬼ごっこ」や「スキップ」などの遊び要素を交えながら、走る・跳ぶ・バランスをとるといった基礎動作を自然に身につけることが大切になります。

うちの5歳の息子も、陸上教室に通い始めたばかりのころは、とにかく「楽しいかどうか」がすべてでした。
「よーいドン！」でスタートするだけでも目をキラキラさせて走っていく。
そんな時期には、速さよりもフォームや動きのパターンに慣れることが目的になります。

小学生期の練習テーマ

学年	練習の主な目的	重視するポイント
低学年（1〜3年）	楽しさ × 多様な動き	リズム・バランス・敏捷性をゲーム感覚で学ぶ
高学年（4〜6年）	基礎運動能力の定着	スピード、瞬発力、スタートの技術などを少しずつ

わたしが特に効果を感じたのは、「スキップドリル」や「A・Bドリル」です。
専門的すぎない程度に、楽しいリズム運動として取り入れることで、自然と正しい足の運び方や腕の振り方が身につきます。

家でできる簡単ドリルで差がつく

「平日、クラブに行けない日も何かできないかな…」と感じる親御さんへ。
実は、家でもできる簡単な練習で、子どもの運動神経はしっかり伸びます。

うちではリビングや近所の公園を使って、以下のような“ゆるトレ”を取り入れています。

我が家の“おうちドリル”実例

• スキップ（20歩 × 3セット）
• その場ジャンプ（リズムをキープして10秒 × 3回）
• 階段タッチ（3段の昇り降りで瞬発力を刺激）
• 片足立ちでじゃんけん（体幹と集中力アップ）

どれも1セット10分以内でできる内容です。
「1日5分だけ」「週に3日だけ」と決めておくと、続けるハードルもグッと下がります。

我が家では、「ドリルをやったらカレンダーにシールを1枚貼る」ルールにしています。
これだけでも、子どもにとっては「達成感」と「継続のきっかけ」になるようです。

「成功体験」を仕掛けて伸ばす

実は、小学生の陸上で最も大切なのは、練習内容そのものより、“できた！”という実感をどれだけ積めるかに尽きます。

• タイムが縮んだ
• 前より高くジャンプできた
• 最後まで止まらず走り切れた

こういった、本人の中の成功体験が次のやる気を生み出します。
そして、それが自然と「陸上が楽しい」に変わっていくんです。

たとえば我が家では、月に1回“自己ベスト記録日”を設けています。
「前より〇〇秒縮まったね！」と一緒に喜ぶだけで、息子の表情は誇らしげになります。

成長を可視化する仕掛け例

ツール	活用例
陸上ノート	タイム、ジャンプ距離、練習回数などを記録する
グラフシール	記録をグラフ化して“伸び”を可視化
ごほうびカレンダー	練習達成でシール。10枚でちょっとしたご褒美

こうした“見える化”は、特に飽きやすい低学年の子にとって、自分の成長を客観的に知るツールになります。

中学生は「種目選び」と「クラブ×部活の両立」がカギ

中学生になると、子ども自身が「競技」としての意識を持ち始めます。
この時期の陸上では、体格や性格に合った“得意種目”を見つけることが第一歩です。

うちの甥（中1）は、もともと長距離走が苦手だったのですが、試しにハードル走をやってみたところ、フォームの美しさとリズム感が評価されて、一気にやる気が出たそうです。

陸上の主な種目と向いているタイプ

種目	向いている性格・体格例
短距離	瞬発力がある／切り替えが早い
長距離	我慢強い／コツコツ型
跳躍	リズム感がある／柔軟性が高い
投てき	パワー型／大柄／力に自信がある

ここでのポイントは、「やりたい！」と思った種目を一度は試させてみることです。
たとえ向いていなかったとしても、そこから「じゃあ次はこれに挑戦してみよう」が始まります。

部活とクラブの“かけもち”はどうすべき？

中学生になると、部活動とクラブ活動の両立に悩むご家庭も多くなります。
学校の部活だけで十分？
クラブに移るべき？
どちらにもメリット・デメリットがあります。

両立パターン別のメリット・注意点

パターン	メリット	注意点
部活のみ	仲間と一体感／学校内で完結	専門指導が少ない場合もある
クラブのみ	高度な技術指導／大会出場が多い	通う手間／金銭的負担がやや大きい
両立（平日部活＋土日クラブ）	適度なバランス／刺激が多い	スケジュール管理・体力面の調整が必須

わたしのママ友の息子さんは、週3は学校の陸上部で活動しつつ、土曜だけ地元クラブに通っています。
「フォーム指導や記録測定はクラブ、仲間との時間は部活」と、うまく使い分けることで両方を楽しんでいる様子でした。

中学生の“伸ばし方”は「目標」と「自己管理」にあり

中学生になると、身体も心も急速に変化していきます。
それとともに、陸上との向き合い方も変わっていきます。

この時期に大切なのは、明確な目標設定と、自己管理の習慣化です。

• 「50mで7秒台を目指す」
• 「今月は週4回練習を達成する」
• 「〇〇大会で予選通過する」

目標を“数字＋期限付き”で設定することが、達成感や反省のきっかけになります。

さらに、勉強との両立も無視できません。
うちの甥は、「夕方5時〜6時は練習。その後すぐ30分だけ勉強する」というブロックタイムを習慣にしています。
これは、行動経済学でいう“実行意図”の考え方に近く、「◯時になったら◯◯する」をルール化しておくと、迷いなく動けるようになります。

第3章：近くの陸上教室、どう選ぶ？後悔しない「教室探し」のすべて

通いやすさと教室の雰囲気、どちらも大切にしたい

「陸上を習わせたいけど、どこで習えるの？」
多くの親御さんがまず直面するのが、“近くの教室選び”です。
でも、ただ「家から近いから」という理由だけで選んでしまうと、後々「もっと見ておけばよかった…」という後悔につながることも。

我が家でも、息子の陸上教室探しには最低3つの候補を比較してから決めるようにしました。
移動距離、教室の雰囲気、コーチの話し方、子どもの反応…。
一つ一つチェックしていくことで、「ここなら続けられそう！」と自然に感じられる教室に出会えたんです。

通いやすさの“リアルな判断軸”

比較軸	チェックポイント
距離・アクセス	自転車で10〜15分以内か？雨の日は送迎できるか？
開催曜日	兄弟の習い事や家族の予定とバッティングしないか？
開始時間	下校から練習までの余裕はあるか？夕飯との兼ね合いは？

わたしはGoogleマップだけでなく、実際に子どもと一緒に現地まで行って、「ここなら自分で通えそう？」と聞いてみました。
小学生のうちはとくに、保護者の送迎負担も大きくなるため、通いやすさは本当に大切なポイントです。

教室選びの正解は「子どもが続けたくなるかどうか」

教室のホームページを見ると、「全国大会実績あり！」「記録が伸びる指導！」など魅力的なフレーズが並びますよね。
もちろん指導実績も大事です。
でも、それ以上に大切なのは、「子どもが行きたいと思える空気感かどうか」です。

うちの息子が通っている教室は、特別な実績があるわけではありませんが、とにかく雰囲気が温かいんです。
コーチが名前を呼びながらハイタッチしてくれて、練習後には「今日もがんばったね」と笑顔で声をかけてくれます。
その何気ない積み重ねが、子どもの“続けたい気持ち”を育ててくれているのだと感じます。

教室を見極める7つの視点

視点	見るべきポイント例
コーチの質	資格・経験よりも、子どもへの接し方・声かけに注目
指導方針	“楽しむ”重視か？“記録”重視か？家庭の考えと合うか
1人あたりの指導人数	子ども10人に対してコーチ2名以上が目安
練習内容	年齢に合ったメニューか。安全配慮がされているか
子どもの表情	楽しそうに走っているか？疲れているだけじゃないか？
親の立ち位置	練習中の観覧は可能か。干渉しすぎず見守れる環境か
成果の伝え方	褒める場面があるか。結果より努力を認める風土があるか

体験会では、この表を手元に見ながら「〇」「△」「✕」で直感的にメモしておくと比較しやすくなります。

体験会でチェックすべき“3つの反応”

体験レッスンは、教室選びの“決め手”になる重要なステップです。
ですが、ただ参加するだけではもったいないんです。
ぜひ注目してほしいのが、子どもの「表情」「口ぐせ」「動き」の3つの反応です。

見逃さないで！体験後に見える“本音”

反応項目	見るべきポイント
表情	練習中に笑顔があるか？真剣な眼差しが出ているか？
口ぐせ	「また行きたい」「○○くんと走れた」が出たら好感触
動き	自然に体が動いていたか？指示が耳に入っているか？

ちなみに、わが家では体験後に必ず「どこが一番楽しかった？」と質問しています。
「全部たのしかった！」という日もあれば、「おともだちが話しかけてくれたのがうれしかった」など、思わぬ評価ポイントが子どもの口から出てくることもあります。

体験会の参加前には「今日は見学するだけだから気軽にね」と伝えておくと、緊張しすぎず自然体で参加できるようです。

よくあるトラブルと、後悔しないための対策

教室選びでよくある失敗として、「入会したら思っていた雰囲気と違った」「子どもが行きたがらなくなった」という声を耳にします。
わたしのママ友のケースでは、無料体験ではコーチが親切だったのに、入会後は補助スタッフばかりで本人が不満を感じたとのこと。

このようなギャップを避けるために、“体験は練習日を複数回見学”することが効果的です。
可能であれば曜日を変えて2〜3回参加してみると、指導にブレがないか、担当者がいつもいるかどうかも確認できます。

また、入会前に以下のポイントも確認しておくと安心です。

入会前に確認したい項目チェックリスト

チェック項目	確認内容
休会制度の有無	旅行や風邪での休みはどう扱われるか
月謝と支払い方法	月謝の相場感、振替制度、兄弟割などはあるか
教材費・道具の購入	初期費用はいくら必要か？指定用品の有無
大会出場の頻度	学校・家庭との予定調整が可能なスケジュールか
連絡方法	欠席連絡はLINE？メール？電話？レスポンスは早いか
退会時のルール	退会金や前月連絡ルールなどのトラブル予防策はあるか

我が家では、LINEでコーチとやりとりできる教室を選びました。
急な欠席連絡や、道具の相談も気軽にできて、精神的な負担が少ないのがありがたいです。

第4章：陸上を「楽しく続ける」ための親子の関わり方と家庭サポート術

モチベーションが続く子に共通する“3つの支え”

「うちの子、飽きっぽいんです…」
そんな悩みを持つご家庭は少なくありません。
でも実は、“長く続ける子”には共通点があるんです。

そのポイントは、親ができるサポートの中にしっかりあります。

継続の3要素

支えの軸	内容
自主性	子ども自身の「やりたい！」を尊重する
有能感	成長の“見える化”で「できた」を実感させる
関係性	親・仲間・指導者との温かなつながり

わが家の5歳の息子も、最初は気分が乗らない日が多々ありました。
でも「今日はどんなことに挑戦するの？」と聞くようにしてから、自分で目標を立てるようになったんです。
「コーチに“スタートうまいね”って言われたよ！」と、目を輝かせて話すようになりました。

ナッジと実行意図で「習慣化」をラクにする

行動科学では、「ナッジ（やさしい後押し）」や「If-Thenプラン（実行意図）」を使って習慣化を促す方法があります。
これは、子どもの習慣形成にもとても有効です。

わたしがやっているのは、“練習時間の見える化”＋“事前の準備”です。

たとえば、

• 火曜と金曜の17時〜は「陸上の時間」と決めて、冷蔵庫にタイムテーブルを貼る
• 前日の夜にシューズと水筒を準備させて、玄関に置いておく

これだけで、翌日「やるぞ」という気持ちが自然と湧いてくるんです。

習慣化を助ける工夫例

工夫	内容例
If-Thenルール	「夕食のあとにストレッチ3分」など条件付き習慣
前夜準備	シューズ・服・水筒を自分でそろえる
見える化	スケジュール表やごほうびカレンダーで進捗可視化

うちでは1週間連続で練習できたら、「パパとリレー対決」や「ちょっと良いアイス」など、物じゃないごほうびを用意しています。
これが意外と効果的で、息子は「また勝つからね！」と意気込んでいます。

家庭ができる“ちょっとした応援”で子どもは伸びる

「練習の送り迎え」以外にも、家庭でできるサポートはたくさんあります。
それは、ちょっとした“声かけ”と“整った環境づくり”です。

家庭でできる応援リスト

応援方法	実践例
時間割の明確化	練習・勉強・休憩をブロック化して壁に貼る
声かけ	「今日は何が楽しかった？」と問いかける
食事と休養	疲労回復に特化したメニューや、就寝時間の調整など
応援スタイル	観戦中は「実況しない」。“見守る応援”に徹する

うちでは「見守る応援」を意識して、試合中に「がんばれー！」とは叫びません。
その代わり、帰り道に「今日はどうだった？」と聞いてあげるようにしています。
この“あとから言葉にする時間”が、本人の振り返りにもつながっているようです。

スランプや「やめたい…」が来たときは

どんなに好きなことでも、いつかは壁にぶつかるもの。
子どもが「もうやめたい…」と口にする日も、きっと来ると思います。

そんな時、親としての関わり方がとても重要になります。

まず大切なのは、「理由を責めずに聞く」こと。
わたしの甥っ子も、記録が伸びなくて1ヶ月ほど「練習に行きたくない」と言い続けた時期がありました。
そのとき家族は「今日は休もう」「明日は見学だけでもOK」といった柔軟な選択肢を与えて、プレッシャーを下げていったそうです。

その後、自然と気持ちが戻ってきて「次の大会は出る！」と前向きに言い出したとか。
子どもなりの葛藤を“沈黙ではなく対話”で乗り越えられる環境があることが大切です。

スランプ時の対応フレーズ集

子どもの言葉	親の返し方（例）
「もうやだ」	「そう思う時もあるよ。どうしてそう思ったのか、教えてくれる？」
「練習しても意味ない」	「前よりできるようになったこと、なかったかな？」
「つまんない」	「そうだよね。楽しいときもあったよね？何が違ったかな？」

よくある質問を“親目線”で解消しておこう

最後に、陸上の習い事を始める際によくいただく質問を、実際の親の立場から整理しておきます。
どれも、わたし自身が迷ったポイントでもあります。

陸上の習い事 よくあるQ&A

質問	回答（親視点）
スパイクシューズは必要？	小学生のうちは不要。トレーニングシューズで十分です。
雨の日の練習は？	室内トレーニングや中止になることが多い。事前に連絡手段を確認しておきましょう。
何歳から始めるのがいい？	年長〜小1が多い。遊びの延長でスタートしやすい年齢です。
大会への参加は必須？	教室によりますが、自由参加のところがほとんどです。
他の習い事と両立できる？	できます。ただし、疲労やスケジュールの調整は慎重に。
記録が伸びないときはどうする？	“結果”ではなく“過程”を一緒に振り返ると、次の工夫につながります。
怪我が心配です…	ストレッチと休養が重要。クラブ側のウォームアップ内容も確認を。

一歩踏み出したいあなたへ。「体験会から始めてみませんか？」

ここまで読んでくださったあなたなら、もうかなり「陸上っていいかも」と思っていただけているはずです。
でも、いきなり入会はハードルが高いものですよね。

だからこそ、まずは“体験会に申し込む”という一歩から始めてみませんか？

その一歩は、小さなようでいて、お子さんの未来を変える一歩かもしれません。

まとめ章｜最後に：走り出すその一歩が、きっと未来を変えていく

ここまで、陸上を子どもの習い事として選ぶメリットや始め方、教室の選び方や継続のコツまで、
親目線・家庭目線で徹底的に掘り下げてきました。

お読みいただいたあなたも、きっと心のどこかでこう思っているのではないでしょうか。

「うちの子、走るのが好きかもしれない。」
「ちょっと試してみようかな。」
「でも続くかどうか、まだ不安で…。」

その気持ち、すごくよく分かります。
我が家も、最初の一歩を踏み出すまでは同じように迷いました。
「他の子より足が遅かったらどうしよう。」
「続かなかったらお金がもったいないかな…。」

でも、振り返ってみると──
始めたことに後悔はひとつもありませんでした。

走ることで、少しずつ自信をつけていく息子の姿。
フォームが整ってきたのを、親子で喜びあえたあの瞬間。
大会で負けて悔し涙を流し、それでもまた立ち上がろうとする姿に、こちらが励まされることもありました。

陸上を始めて「変わったこと」

変化したこと	実際の例
自信がついた	「やればできる！」という実感が持てた
身体が丈夫になった	風邪を引きにくくなり、持久力もアップした
生活にリズムができた	練習日を軸に宿題や食事・睡眠の流れが安定した
親子の会話が増えた	一緒に記録を確認したり、試合を振り返る時間が増えた

迷っているなら、まず“走ってみる”

すべての親が完璧なサポートをできるわけではありません。
でも、完璧じゃなくていいんです。
まずは、「体験会に申し込んでみようかな」と思えたら、それがもう立派な一歩です。

体験会に行って、「なんか違うな」と思ったらやめればいい。
「楽しそう！」と思えたなら、続けてみればいい。

選ぶのは、いつも子ども自身。
でも、その選択肢を見せてあげられるのは、親の役目です。

小さな挑戦の積み重ねが、子どもの未来になる

わたしはこう考えています。
習い事は“早く始める”より、“納得して始める”ことが大事。
そして“長く続ける”より、“楽しんで続ける”ことがもっと大事。

親ができるのは、一緒に並走してあげること。
励まし、見守り、ときには背中を押してあげること。

どんな習い事を選ぶかではなく、
どんな気持ちで続けていけるかが、子どもを強く、しなやかに育てていくのだと思います。

一緒に、走り出してみませんか？

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
このブログを通じて、「ちょっとやってみようかな」と思ってくださる方がひとりでもいれば、心から嬉しく思います。

もし、この記事が少しでもお役に立てたなら──
ぜひお子さんと、近くの公園で「よーい、ドン！」と一緒に走ってみてください。

その1歩が、未来の挑戦のきっかけになるかもしれません。

筆者からのご案内

本記事は、筆者が独自に行った調査や情報収集をもとに、筆者自身の主観的な評価や感想を交えて構成しております。そのため、記載の内容や見解はすべての方に当てはまるものではなく、また同様の結果を得ることやサービスをご利用いただけることを保証するものではございません。
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本記事はあくまで参考情報としてご活用いただき、必ず公式サイト等で情報をご確認のうえ、ご自身の判断で最終決定をしていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

出典
1．令和6年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果｜スポーツ庁（文部科学省）
2．運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン｜スポーツ庁（文部科学省）
3．競技者育成プログラム｜日本陸上競技連盟（JAAF）
4．スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック 第6版｜日本スポーツ協会（JSPO）
5．暑さ指数（WBGT）と運動に関する指針｜環境省（熱中症予防情報サイト）