2025年最新版！習い事にドッジボールはあり？小学生・中学生の始め方と効果を徹底解説

結論からお伝えすると、ドッジボールは「楽しく続く」「チームで成長できる」「親子でハマる」習い事の有力候補です。
特に小学生年代では、基本動作や社会性をバランス良く育めるため、初心者の運動習い事としても人気が高まっています。

とはいえ、「怪我は？」「中学でも続けられる？」「ウチの子に合うかな？」といった疑問や不安があるのも事実です。
そこで本記事では、5歳男児・3歳女児の子育て真っ最中の筆者が、リアルな体験談と情報をもとに「習い事としてのドッジボール」を徹底解説します。

記事では、年齢別の始め方や教室選びのコツ、安全対策、上達の工夫まで網羅。
兄弟で一緒に始めやすい競技をお探しの方にも最適な内容になっています。

※本記事には一部に広告を含む箇所がありますが、皆さまの追加的な情報収集及びご判断の一助となることを目的に掲載しておりますので、お役立てください

なお、「ここがもっと知りたい！」「うちの場合はどうなる？」といった疑問があれば、
記事の末尾にあるコメント欄や、お問い合わせページ（PCは上部、スマホは左上メニュー）から、どうぞお気軽にご相談ください。
今後のコンテンツ改善の参考にもさせていただきます。

１章　基礎と価値：「何が得られるか」を明確にする

習い事でドッジボールを選ぶ理由

ドッジボールは「相手にボールを当ててアウトにし、最後にコート内に多く残っていたチームが勝つ」というシンプルなルールの競技です。
学校の休み時間などで馴染みがあるため、スポーツが得意でないお子さんでも始めやすいのが大きな魅力です。
試合時間も５分と短く、足の速さに自信がない子でも活躍のチャンスがあります。

実際、筆者の５歳の息子も走るのは少し苦手ですが、素早い動きやステップ練習のおかげで、今ではしっかりボールを避けられるようになりました。
足の速さよりも瞬時の判断力や反応の良さが重要な競技なので、従来のスポーツで自信を持てなかった子にも光が当たるのがドッジボールです。

さらに、チームスポーツならではの学びも多くあります。
ドッジボールは内野と外野に分かれ、常に味方と声を掛け合って攻守を展開します。
肩の強い子が投げ役、反射神経の良い子がキャッチ役など、それぞれの個性を活かした役割分担が自然に生まれるのも特徴です。
また、顔面狙い禁止など、フェアプレー精神を重んじるルールが明確に定められており、相手を尊重する態度やマナーも学べます。

筆者も地域のキッズドッジボール教室でお手伝いしていますが、試合後に敵味方関係なく「ナイスゲーム！」と握手する子ども達の姿に、毎回胸を打たれます。
こうした経験の積み重ねは、競技の勝敗以上に価値があると感じますね。

ドッジボールの効果（身体・認知・社会性）

ドッジボールを習い事にすると、身体・認知・社会性の三つの面でバランス良く成長が期待できます。

身体的な効果
・投げる・捕る・避けるという基本動作の繰り返しで、瞬発力・投擲力・敏捷性が自然に鍛えられます。
・ダッシュとストップを繰り返すことで俊敏なフットワークと持久力が身につきます。
・飛んでくるボールを目で追いながら動くため、動体視力や目と体の連携が高まります。

筆者の息子も週１回の教室で遊ぶうちに持久走のタイムが短くなり、本人も驚いていました。
柔らかいボールを使うことで、怖がりだった娘も少しずつキャッチできるようになり、笑顔が増えました。

認知的な効果
・限られた時間とスペースの中で「誰にパスを回すか」「次は誰を狙うか」など瞬時の判断力が養われます。
・仲間や相手の位置、残り人数など複数情報を同時に処理することで、集中力やワーキングメモリ（短期的な情報保持力）も向上します。
・作戦会議を通して、論理的思考や戦略的予測力が育ちます。

筆者の教室でも、最初は自由に動いていた子が回を重ねるごとに筋道立てて提案できるようになり、考える力が伸びているのを感じます。

社会・心理的な効果
・仲間と協力する中でコミュニケーション能力・協調性・共感力が高まります。
・スポーツマナーの実践を通じて礼儀や感謝の心も身につきます。
・練習の成果が試合で出ることで、自己効力感や自信が生まれます。

怖かった速いボールを初めてキャッチできたときの達成感は、子どもに「自分はできる」という前向きな気持ちを芽生えさせます。
筆者の息子もその瞬間から表情が一変し、堂々とプレーできるようになりました。

ドッジボール習い事のメリット・デメリット

メリット

• 始めやすい
  ルールがシンプルで学校でも馴染みがあり、初心者でも抵抗感なく始められます。
  必要な用具も最小限で、初期費用が比較的抑えられます（詳細はリンク先をご参照ください）。
• 低コストで継続しやすい
  地域の教室やクラブは月謝が比較的安価で、兄弟割引を設けるところもあります（詳細はリンク先をご参照ください）。
  サッカーや野球のように高額な道具をそろえる必要が少なく、長く続けやすい環境です。
• チーム活動を通じて社会性が身につく
  協調性やコミュニケーション力、礼儀などが自然と育ちます。
  「子どもの頑張る姿に親も学ぶことが多い」という声もあるほどです。
• 成功体験が積みやすい
  攻守の機会が多く、誰にでも活躍のチャンスがあります。
  足が遅くても肩が強ければ投げ役で活躍でき、逆に投げが苦手でもキャッチ力でヒーローになれます。

デメリット

• ケガのリスク
  強いボールが当たれば突き指や打撲のリスクがあります。
  ただし教育用のソフトボール（EVA/発泡ゴム等）の活用や正しいフォーム指導により、当たったときの痛みやけがのリスクを相対的に軽減できます。
• 中学以降の継続環境が少ない
  小学生年代に比べ、中学校での部活動はまだ普及していません。
  ただし地域のクラブや社会人チームに参加できる道があり、そこで継続する子も増えています。

下の表にメリット・デメリットを整理しました。

メリット	デメリット
スポーツ初心者でも取り組みやすい	球技ゆえの突き指・打撲などケガのリスク
用具や月謝が比較的安価で経済的	顔面へのボール被弾など痛みの不安（※安全対策で軽減可能）
チーム活動を通じ社会性・協調性が養われる	中学校以降は公式の部活が少なく継続環境が限定
子どもが成功体験を積み自信を持ちやすい	一部の子はボールへの恐怖心から苦手意識を持つ可能性

リスク低減のポイント
・指導者が正しい投げ方・避け方を基本から徹底指導する教室を選ぶ。
・導入期はEVA/発泡ゴムなど“ソフト”教育用ボールから始める教室を選ぶ。
・最初は「転がしドッジ」や外野専門など段階的に慣らす工夫をする。

筆者の娘（当時５歳）も最初はボールに背中を向けて逃げてばかりでしたが、コーチが「背中を向けずボールを見ながら下がろう」と声をかけ、褒めながら少しずつ慣らした結果、今では泣かずに試合に混ざれるようになりました。
「まずは楽しく慣れること」を大切にすれば、怖がりな子でも安心して参加できますよ。

安全対策とエチケット（習い事としての前提）

ドッジボールを安全に楽しむために、指導現場ではどのような配慮がなされているのでしょうか。

ケガ予防の基本指導
・必ず準備運動とストレッチに時間をかける。
・肩・肘・手首の負荷を減らすため、正しい投げ方・受け方を段階的に指導する。
・「両腕とお腹で抱き込むキャッチ」「顔は狙わない」などルールも徹底して教える。

安全な用具・環境
・導入期や教室ではEVAや発泡ゴムなどのソフト教育用ボールを用いる場合もあり、用具と指導で安全に配慮。
・年齢に合わせたサイズのボールを使うことが重要。
・人数が多いときはコートを２面に分けるなど、衝突事故を防ぐ工夫をしている教室も多い。

年齢別ボール規格

ボール	周囲	直径	重量	対象クラス
3号（通常）	65〜67cm	21cm	370〜390g	小学生高学年（大会要項による）
3号（軽量）	65〜67cm	21cm	320〜340g	小学生
2号	61〜63cm	20cm	300〜320g	小学校教材用
1号	57〜59cm	18cm	230〜250g	小学校低学年用
0号	49〜52cm	16cm	200〜220g	幼児〜小学校低学年用

素材はスポンジ・ゴム・合皮など様々ですが、公式試合はJDBA公認の人工皮革球（小学生は軽量3号）。
導入期はEVA/発泡ゴム等の“ソフト”教育用ボールを使う場合も多く、幼児や低学年には0号・1号球など小さく軽いボールを使用し、安全かつ握りやすく工夫されています。

指導品質のチェックポイント
・危険プレーや乱暴な言動に対し適切に注意しているか。
・良いプレーや努力を具体的に褒めているか（理想は６回褒めて１回指摘）。
・低学年と高学年を分けて練習しているかなど、発達差への配慮があるか。
・保険加入や救急箱など緊急対応の準備が整っているか。

これらがしっかりしている教室なら、ドッジボールは「危ないスポーツ」ではなく「安全に配慮された学びの場」になります。
親御さんも体験見学時に、子ども達の笑顔やコーチの声掛けをぜひチェックしてみてください。

眼鏡着用のお子さんにはスポーツ用ゴーグルの利用がおすすめです。
最近は子ども向けの軽量タイプもあり、顔へのボール被弾リスクを減らせます。
安心感があると、お子さんもより積極的にプレーできるようになりますね。

２章　年齢別の始め方：小学生と中学生で迷わないために

小学生から始めるドッジボール：発達段階に合わせた楽しい導入がカギ

ドッジボールは、小学校の学年ごとに指導のアプローチが大きく異なります。
それは子どもの運動能力や集中力、社会性の発達が段階的だからです。
「ドッジボール＝投げて当てるだけの遊び」と思われがちですが、実はよくできた成長支援型スポーツなのです。

学年別の特徴と指導方針

学年	指導の軸	内容の一例
低学年（1～2年）	遊びながら慣れる	転がしドッジ／簡易ルールでの試合／ボールに触れることが中心
中学年（3～4年）	基本技術の習得	投げ方・捕り方・避け方の型を反復練習／チームでの連携練習
高学年（5～6年）	試合力と役割理解	キャプテンシー／ポジション分担／戦術理解／大会出場

筆者の5歳の息子が通う教室でも、まずは「転がしドッジ」や「全員当たっても復活OK」など、ゆるやかなルールからのスタートでした。
慣れてくると自然とルール理解が進み、「次は相手に当てる！」「もう一回捕りたい！」と意欲的に。
怖がりだった娘（3歳）も、笑顔でボールを追いかける姿に親として安心したのを覚えています。

1ヶ月目のカリキュラム例（筆者実践）

実際に筆者の地域クラブで実施している最初の1ヶ月プランをご紹介します。
週1回の練習ペースを想定しています。

週	内容	ポイント
第1週	体験＋鬼ごっこ＋転がしドッジ	初心者でも笑って帰れる工夫が大切
第2週	投げ方・捕り方の基本ドリル＋ミニゲーム	全員がボールに触れるような設計に
第3週	避ける練習＋3on3の小規模試合	ポジションの概念を自然に体験させる
第4週	簡易大会形式＋個別表彰	勝ち負けより「がんばり表彰」で自信UP

表彰では「声出し賞」や「笑顔賞」など技術以外でも褒めることを意識しています。
これは保護者が見ていても気持ちが明るくなりますし、何より子どもがまた行きたくなる秘訣です。

保護者が見るべき教室のチェックポイント

教室選びにおいて、筆者が重視しているのは以下のような“現場感のある視点”です。
初回見学の際にはぜひチェックしてみてください。

• 子どもの表情
  → 笑顔と集中が切り替わる教室は良い指導の証です。
• コーチの声かけ
  → 失敗してもポジティブに返しているか。6:1の褒め指摘比を意識しているか。
• 安全配慮
  → 発達段階ごとのグループ分けがされているか。練習にヒヤリとする瞬間がないか。
• 保護者の関わり方
  → 保護者が見学できる雰囲気か、親の手伝いが過剰でないかも確認ポイントです。

実際に我が家でも、夫婦で交代しながら見学し、それぞれ違った視点で観察するようにしています。
コーチが「息子くん、今日は自分からパス出せてましたよ」と声をかけてくださった時、思わず胸が熱くなりました。

中学生から始める・続ける：選択肢の探し方と両立の工夫

中学生になると、部活動という選択肢が増える一方で、「ドッジボールは部活にない…」と迷うご家庭もあると思います。
でも、あきらめるのはまだ早いです。

中学以降のドッジボールは、地域クラブやU-15チーム、社会人クラブとの合同活動など、学校外での選択肢が広がっています。
筆者の知人Aくん（中1）は、平日はサッカー部、週末はドッジクラブで活動し、成績も部活もトップクラス。
本人いわく「他の予定がある方が集中できる」そうで、時間の使い方まで学べているのが印象的でした。

どんな選択肢があるの？

種類	特徴	こんな人におすすめ
地域クラブ	小学生チームの卒業枠など、継続型	小学生から継続している子
一般クラブ	中学生以上のチームや合同練習型	学校に部活がない、部活と並行したい子
スクール型教室	民間運営・初心者歓迎	中学から始めたい初心者の子

クラブによっては「ドッジ未経験OK」と記載しているところもあり、途中参加も可能な教室が増えています。
お住まいの市区町村や県のドッジボール協会に確認すると、情報が得られますよ。

成長期の“伸ばし方”とポジション戦略

中学生になると、競技レベルも上がり、プレーヤーの特性が分かれてきます。
エーススローラー、キャッチャー、ゲームメーカーなど明確な役割が生まれるのがこの時期です。

例えば、キャッチが得意な子には反応力トレーニング。
強肩の子には狙った場所に投げ分ける精度練習など、個性に応じた強化メニューが効果的です。

指導者との連携で、子どもの「これが得意！」を伸ばせる設計を意識したいですね。
もちろん、基礎技術の反復は引き続き重要です。

学業・他習い事との両立はできる？

結論から言うと、十分可能です。
週末のみ活動のクラブを選べば、平日は学習や他の部活に集中できますし、長期休みに集中練習するスタイルも増えています。

実際に筆者の周囲でも、「平日は部活／土日はドッジ」という組み合わせで続けている家庭が複数あります。
その中で印象的だったのは、どの親御さんも子どもの意思を尊重し、調整役に徹していたことです。

「疲れが見えるときは無理に送らない」「受験期は一旦休む」という柔軟な対応が、長く続けられるコツだと感じました。

以下のように、一週間のスケジュールを可視化してみると、意外と調整がききます。

例：中1男子の一週間スケジュール（実例）

曜日	活動
月～金	学校＋部活（サッカー）
土	午前：学習塾／夜：ドッジクラブ練習
日	OFFまたは自主練（家族とキャッチボール）

３章　実践ハウツー：上達最短ルートと家庭の支援

投げる・捕る・避けるの基本を身につけるのが上達の近道

ドッジボールの技術を上げたいなら、最初に取り組むべきはやはり基本です。
投げる・捕る・避ける。
この３つの動作を“正しく”習得できるかどうかが、楽しさと自信につながっていきます。

投げ方のポイント

• 手のひら全体でボールを包み込むように持つ
• 利き腕と逆の足を前に出し、しっかり体重移動する
• 肘は高く、体をひねりながらリリース
• 手首をしっかり返すとボールに回転がかかる

筆者の息子（5歳）も最初は“手投げ”になっていたため、距離がまったく出ませんでした。
でもフォームを動画で一緒に確認しながら、鏡の前で素振りしたところ、2週間で見違えるように安定した投球に変わりました。
フォーム修正には動画×鏡のダブルチェックが効果的です。

キャッチのコツ

• 足を肩幅に開いて腰を落とし、構えを低くする
• 両腕と胸で“抱き込むように”ボールをキャッチ
• クッションのように少し後ろに引きながら受け止める

怖がりな娘（3歳）には、まずバレーボールサイズの軽いボールで「フワッと投げて→受け止める」を練習しました。
初めて両手でキャッチできたときの誇らしげな顔、今でも忘れられません。
恐怖心を減らすには「当たっても痛くない環境」が大切です。

避け方のセオリー

• 正面でボールをよく見ながら構える
• 横に“くるっ”とステップしながら回避
• 後ろに一歩引く“バックステップ”で距離を取る
• 背中を向けて逃げない（＝一番当てられやすく危険）

子どもは怖いとつい背を向けてしまいますが、それが一番危ないんです。
筆者宅では、「後ろに跳ねながら避けるゲーム」で避け方の練習をしました。
遊びながら身につけるのが一番ですね。

週1回でも伸びる！60分練習モデルと家庭でできる補助メニュー

ドッジボール教室に通う頻度は、週に1～2回が一般的です。
でも、それだけでも十分成長します。
その理由は、限られた時間で集中してスキルに取り組めるような練習設計がされているからです。

60分教室の理想的な構成

時間	内容	ポイント
10分	ウォームアップ	鬼ごっこ・反応ゲームで体と頭をオンに
20分	基礎ドリル	テーマごとに反復（例：キャッチ強化デー）
25分	実戦ミニゲーム	少人数制で全員がボールに触る工夫
5分	振り返り・表彰	成長を言葉で“見える化”し、やる気を維持

息子が通う教室でも「今日はフォームチェックの日」「来週は逃げ方強化」とテーマが明確。
短い時間でも「今日、できるようになったこと」が分かりやすく、子どもが飽きずに取り組めています。

自宅や公園でできる“遊び練習”も効果絶大

• 親子キャッチボール
  　→ 片手キャッチチャレンジや、ワンバウンドありの“ゆるキャッチ”がオススメです。
• 壁当て投球練習
  　→ コーンやテープを的にして命中精度を高める。10球中○回当たったかで競うと盛り上がります。
• ステップ鬼ごっこ
  　→ 家の中での“緩鬼ごっこ”も敏捷性トレにぴったりです。ルールは「後ろを向かず逃げること」。
• YouTube試合動画の観賞会
  　→ 一緒に試合映像を見ることで、子どもは「こんなふうにやってみたい！」とイメージが湧いてきます。
• 靴下や新聞紙でボール遊び
  　→ お風呂上がりや室内でもOKな“柔らかボール遊び”で、遊びながら感覚を磨けます。

我が家では、「捕れたらハグ1回」や「ミスってもニッコリチャレンジ」など、勝ち負け以外の報酬設計もしています。
小さな「できた！」の積み重ねが、習慣になると強いんですよね。

停滞期にこそ必要な“モチベ設計”と声かけの工夫

続けていく中で、必ず訪れるのが「伸び悩み期」。
そんなとき、親の関わり方がその後を大きく左右します。

よくある停滞のサイン

• 「前はもっとキャッチできたのに…」と自信を失いかけている
• 練習への足取りが重くなる
• 「飽きたかも」と言い始める

筆者の息子も、キャッチ練習で伸び悩み、思わず泣いてしまった時期がありました。
そのときに試したのが、“あえて捕らせないチャレンジ”。
「今日はあえて捕らずに全部避けてみよう！」という変化球の課題にしたら、笑顔が戻ったんです。
“結果”より“挑戦”に目を向けることで、自然とモチベーションが復活していきました。

モチベーション維持の工夫

• できたボードの設置
  　→ 「〇月〇日：キャッチ3連続成功！」など日々の成果を貼り出す
• 数字で記録する“進捗メーター”
  　→ スロー距離、キャッチ成功率など、グラフにすると子どもが視覚的に達成を感じやすくなります
• “がんばり賞”を家庭内で設定
  　→ 練習後に「今日のベストファイト賞」など、1日1賞を親が発表するのも効果的です
• 第三者からの承認
  　→ コーチや祖父母からの「頑張ってるね！」の一言は、親の100倍効きます
• 練習メニューの切り替え
  　→ 投げがマンネリなら回転スロー、キャッチが壁なら守備回避ゲームなど“違う角度からのアプローチ”を
• 「やめてもいいよ」の言葉
  　→ この一言があるだけで、子どもは「じゃあ、もうちょっと頑張ってみようかな」と思えることも多いのです

親としての最適解は「一緒に悩み、一緒に気持ちを整理してあげること」。
必要なら“寄り道”も、長い目で見れば大切な成長のプロセスです。

４章　比較・不安解消・意思決定：体験するか迷ったときの道しるべに

他の球技と比べてドッジボールはどうなの？｜習い事としての比較表つき

「サッカーや水泳も気になっていて……」
そうおっしゃる保護者の方も少なくありません。

ここでは、ドッジボールを“習い事”として考えたとき、他の代表的な球技とどう違うのかを、親目線で整理してみました。
費用面、上達スピード、活躍チャンスなど、選ぶ際に大切な視点から比較していきましょう。

習い事としての比較表（代表スポーツとドッジボール）

項目	ドッジボール	サッカー	バスケットボール
活動頻度	週1〜2回が中心	週2〜3回＋試合	週2回以上が多い
月謝相場	比較的安価（詳細は教室へ）	やや高め	中程度
用具負担	最小限（ボール・室内シューズ）	スパイク・ユニ等が必要	シューズ・ユニ必要
活躍チャンス	全員にあり◎	ポジションにより差あり	比較的平等
続けやすさ	小学生中心→中学以降は地域クラブへ	部活・クラブ多数	ミニバスから継続しやすい
女子の比率	相対的に高い傾向	少なめ	増加傾向あり

たとえば、我が家ではサッカーも体験したのですが、練習時間や装備の多さに親の負担が大きい印象を受けました。
ドッジボールは「身一つとボールひとつ」で始められるシンプルさが、わが家にはちょうど良かったです。

子どもに向いてる？向いてない？｜性格・特性で見る相性診断

迷ったときのもう一つの軸が、「うちの子に合ってるかな？」という相性の視点です。
向き・不向きはあって当然。
その子らしさを活かせる競技を選んであげたいですよね。

向いている傾向

• 手を使う遊びやボール遊びが好き
• チームで協力するのが楽しいタイプ
• 負けず嫌いで短時間集中が得意
• 勝敗がハッキリしている遊びが好き
• 女の子でも男子に混ざって活躍したい

向いていないかも？の傾向

• 当たる・当てられることに強い抵抗がある
• 継続性や長期目標のある競技を好む（例：個人スポーツ）
• 仲間意識より一人でじっくり進めるのが好き
• 高校・大学でもその競技を続けたい明確な意志がある

ただし、今向いていない＝一生合わないというわけではありません。
筆者の娘も最初は「当たるのが怖い……」と後ろに隠れていたのですが、やがて「今日は逃げ切ったよ！」と嬉しそうに話すように。
たった数回で子どもの印象はガラリと変わるものなんですね。

よくある親の不安を解決します｜Q&Aで納得できるように

「やらせたい気持ちはあるけど、不安も正直ある……」
そう感じる保護者の方に向けて、よくいただく質問にお答えしていきます。

Q1：突き指や骨折が心配。大丈夫ですか？

A：大けがの発生はどの競技にも一定のリスクがあります。ウォームアップ、段階的指導、適切な用具で予防することが重要です。
練習では準備運動とフォーム指導を丁寧に行い、無理な動きを避けることでリスクを抑えています。
スポーツ安全保険に加入しておけば、さらに安心です。

Q2：うちの子は眼鏡をかけています。プレーできますか？

A：もちろん可能です。
スポーツ用のゴーグルを使用することで、安全性を確保しながら安心して参加できます。
最近では軽量でずれにくいタイプも増えており、筆者の娘も眼鏡の上から着用してプレーしていますよ。

Q3：負けるとすぐ泣くタイプなんですが……。

A：ドッジボールでは勝ち負けがはっきり出る分、悔しさを乗り越える場面が多い競技です。
ただ、1日に何試合も行うため、「次で取り返す！」という気持ちが生まれやすいのも特徴です。
筆者の息子も泣いていた時期がありましたが、今では「悔しいからまた練習する！」と切り替えが上手くなりました。

Q4：ボールが怖いようで、参加できるか不安です。

A：最初は“外野専属”や“当てないルール”で参加するなど、段階的に慣らす方法があります。
柔らかいボールを使ったり、当てられても笑って済む雰囲気づくりが大切です。
筆者の娘もそうでしたが、「怖くなってもいいよ」と声をかけていたことで、安心して練習に参加できました。

体験から入会までの流れと判断材料｜迷わず進めるチェックリスト

「体験ってどうやって申し込むの？」「入るかどうか迷ったらどうすれば？」
そんなお声もよく届きます。
ここでは、体験参加から入会までのステップと、判断のポイントを整理しました。

体験参加の流れ

ステップ	内容	ワンポイント
① 問い合わせ	メール・LINE・電話など	希望日時を具体的に書くと◎
② 体験当日	持ち物：動きやすい服・シューズ・飲み物など	眼鏡の子はバンドやスポーツゴーグル推奨
③ 見学時の観察	子どもの表情／コーチの声かけ／安全対策など	できれば両親で交代して観察を
④ 終了後	お礼を伝えて帰宅 → 家族会議で相談	その場で即決しなくてもOKです
⑤ 入会 or 見送り	感触が良ければ連絡して手続きへ	「今回は見送ります」との連絡も丁寧に

迷ったときは、「また別の教室も見てみようか」という気軽さでOKです。
その体験だけでも、子どもにとっては貴重な経験になりますから。

家族で決めるチェックリスト

判断軸	確認ポイント
子どもの反応	「また行きたい」と言っている？練習中に笑顔があった？
通いやすさ	通学路や他の習い事とのバッティングはないか？
家計とのバランス	月謝・用具費用など、続けていける金額感か？
保護者の関与度	送迎や当番の頻度は？家族の協力体制は整いそう？

実際、筆者宅でも「まずは3か月だけやってみよう」と“お試し期間”を設けてスタートしました。
この“ゆるさ”があると、子どもも大人も前向きに踏み出せます。

次の一歩：体験予約してみる？それとも一旦保留にする？

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
もし少しでも「いいかも」と感じていただけたら……
まずは一度、体験してみるのはいかがでしょうか？

• 気になる教室を検索する
• 体験日を決める
• お子さんの「やってみたい！」を聞いてみる

今日できることを、ひとつだけでも行動に移せば、それは立派な一歩です。
もちろん、体験してみてから判断するのもアリですし、やめる自由もちゃんとあります。

“今、やってみたい”という気持ちを大切にしながら、無理のない形で進めていきましょう。

次の笑顔が生まれる場所が、ドッジボールかもしれませんよ。
そのきっかけになれたなら、筆者としてこんなにうれしいことはありません。

筆者からのご案内

本記事は、筆者が独自に行った調査や情報収集をもとに、筆者自身の主観的な評価や感想を交えて構成しております。そのため、記載の内容や見解はすべての方に当てはまるものではなく、また同様の結果を得ることやサービスをご利用いただけることを保証するものではございません。
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本記事はあくまで参考情報としてご活用いただき、必ず公式サイト等で情報をご確認のうえ、ご自身の判断で最終決定をしていただけますよう、心よりお願い申し上げます。

出典
日本ドッジボール協会（公式）｜競技規則・ヘッドアタックの扱い・チーム人数・コート規格
スポーツ庁（文部科学省・公式）｜スポーツ活動における事故防止の基本方針・安全標準指針
公益財団法人スポーツ安全協会（公式）｜スポーツ安全保険の制度概要・加入要件
環境再生保全機構 ERCA（公式）｜小児ぜん息と運動のポイント・運動時の注意点
公益財団法人日本スポーツ協会 JSPO（公式）｜指導現場の倫理ガイドライン・安心安全な運営指針